長く営業している施設では、IHコンロを設置している場合、写真のようにこげ茶色の頑固な汚れが付着しているケースが多いと思います。
キッチン設備の汚れなので「油汚れ」かな?
と勘違いして「油汚れマジックリン」をつけてゴシゴシしても一向に汚れは落ちません。
それもそのはず、IHコンロに付着したこげ茶色の汚れは「水垢(みずあか)」とのことです。
〈図解〉室内の汚れは科学の力で対応「油汚れマジックリン」はアルカリ性のため、酸性の汚れに対して効果を発揮できますが、水垢汚れも同じくアルカリ性に分類されるため、油汚れマジックリンでは汚れを中和し落とすことができません。
汚れが発生する原因ですが、鍋やフライパンを水道水で水洗いした後、底面の水分を綺麗に拭き取らず加熱してしまった場合、水分だけが蒸発し水道水に含まれるミネラル分だけが取り残されるためです。
通常、水垢は白っぽい汚れなのですが、水分の加熱によるコゲも合わさって茶色く変色しているらしいです。
水垢汚れは酸性系のクレンザーで落とすことができます。
ただ、ほとんどのIHコンロの天板はガラスでできています。
クレンザーには研磨剤が含まれているため力を入れすぎてゴシゴシしないよう注意してください。
IHコンロが汚れている施設があったのでお掃除してみました。
手っ取り早く対処したかったので今回は市販の「茂木和哉」という洗剤で掃除してみました。
水垢汚れはアルカリ性に分類されるため「弱酸性で研磨剤が含まれたクレンザー」を使うのが効果的です。
用意する物
・茂木和哉(水垢用洗剤)
・サランラップ
・洗剤ふき取り用の布
・サランラップ
・洗剤ふき取り用の布
頑固に付着していた汚れがなくなり見違えるほど綺麗になりました。
IHコンロの天板汚れは不衛生を感じさせるため、定期的に汚れは除去するようにしましょう。
キッチン流しのシンク内も汚れていたため同様の手順で汚れを除去できました。