今回はゲストがチェックアウトした後にするべきことをまとめましたので紹介します。
お部屋の清掃
いわずもがなではありますが、ゲストが利用したお部屋の清掃をする必要があります。
室内や水回りの清掃からベッドメイキング、使用済みリネンやゴミの回収をします。
ちなみにですが、宿泊事業で発生するゴミは事業用として指定の回収業者へ出す必要がありますのでご注意ください。
感染症の対策から、ゲストがよく触れるであろうと想定できる箇所はアルコール除菌をするようにしましょう。
次のゲストの予約人数分のベッドメイキングやタオルの準備、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ハンドソープ、洗濯用洗剤など消耗品の残量も確認し、次に利用するゲストが困らないようにきちんと補充しておきましょう。
冷蔵庫の中、電子レンジやトースターの中に何か入ったままの可能性があり、清掃スタッフも見落としがちになるため忘れずに確認しましょう。
灰皿を置いている場合は吸い殻もしっかり回収しましょう。
間違って備品が持ち帰られていないかの確認
ゲストが故意に室内の備品を持って帰るというケースはほぼありませんが、「うっかり」カバンやスーツケースの中に入れたまま退室されるかもおります。
特に注意すべきものとして以下が挙げられますので必ずチェックしましょう。
・鍵
・ポケットWi-Fi(本体もしくは充電ケーブル)
・タオル類
・ドライヤー
破損や汚損がないかの確認
室内や設備に大きな破損や汚損がないかチェックしましょう。
よくあるケースとして以下が挙げられます。
・壁紙やお布団、タオルにワインなど着色飲料が付着し汚れている
・水まりに嘔吐の後がある
・建具や建付け、備品があきらかに破損されている
・コップや食器が割れている
軽度な破損や汚損に関しては特段ゲストに損害を請求する必要はないかもしれませんが、重度な破損や汚損を発見した場合は、証拠となる写真を何枚か撮るようにしてゲストに事実確認をしましょう。
なお、事実確認の方法はやり取りの証拠が残るように極力メッセージにて実施した方がよいです。
ゲストが忘れ物をしていないかの確認
ゲストはよく忘れ物をしてチェックアウトを済ませられます。
室内で発見したものは写真におさめ、ゲストに「郵送希望」か「処分希望」かを確認しましょう。
よくある忘れ物として以下が挙げられます。
・衣服
・ピアス、ネックレス、腕時計などの装飾品
・化粧品ポーチ
・充電ケーブル
・AirPodsなどのBluetoothイヤホン
郵送希望される場合は、郵送先の情報をヒアリングし郵送してあげましょう。
なお、弊社では忘れ物の郵送は全て着払いで実施しております。(ゲストのチェックアウト前にメッセージで忘れ物があった場合、着払いにて郵送するとあらかじめ案内しております)
また、忘れ物の確認をしてもゲストから返信が得られない可能性もあります。そのような場合、忘れ物の保管期間のルールも定めて、あらかじめゲストに周知しておいた方がよいでしょう。
動作チェック
照明や各所電球の電球が切れていないか、リモコン類(エアコン、テレビ、照明)の動作確認、また時計などの電池を動力源としているものの動作確認を実施しましょう。